設備投資 全国 公募中

中小企業成長加速化補助金(3次公募)

将来の売上高100億円を目指す中小企業が、工場や物流拠点の新設・増築、機械装置、ソフトウェアなどへ大きく投資するときに、費用の1/2(上限5億円)を補助する制度です。売上高10億円以上100億円未満で、投資額が1億円以上、「100億宣言」の公表と賃上げ要件を満たす中小企業が対象です。

補助上限額
上限5億円
補助率
1/2
公募状況
公募中2026年11月12日(木)15時まで(Jグランツで申請)

公式サイトの記載を 2026.10.02 時点で確認しています。

この補助金は、どんな制度か

賃上げ率や国内投資が高い水準にある今、地域に波及する力の大きい成長企業を生み出すことを狙いにした補助金です。売上高が100億円に及ぶ企業は賃金水準が高く、輸出による外需の獲得やサプライチェーンへの波及効果も大きいため、将来の売上高100億円を目指して大胆な投資を進める中小企業を支援します。活用イメージとして、工場や物流拠点の新設・増築、イノベーションの創出に向けた設備の導入、自動化による革新的な生産性向上が挙げられています。今回は3次公募です。

申請には、次のすべてが必要です。補助対象経費のうち投資額が1億円以上(税抜)であること、申請の時点で「100億宣言」が100億宣言ポータルサイトに公表されていること、一定の賃上げ要件を満たす今後5年程度の事業計画をつくること、日本国内で事業を行うことです。投資額は、建物費、機械装置費、ソフトウェア費のうち資産計上するものの合計で、外注費と専門家経費は含みません。事業者は、中小企業等経営強化法の中小企業者で、売上高が10億円以上100億円未満、日本国内に本社と事業の実施場所があることなどが条件です。古い設備の入れ替えのように、生産能力などが向上しない更新投資は認められません。

賃上げ要件は、補助事業が完了した年度(基準年度)と、そこから3事業年度目(最終年度)を比べて、従業員1人当たり給与支給総額の年平均上昇率が4.5%以上になることです。申請時に4.5%以上の目標を掲げ、交付決定までに従業員などへ表明します。目標を達成できなかった場合は、未達成率に応じて補助金の返還を求められます。補助事業の終了後は、基準年度の終了後を初回として5年間、毎年、事業化と賃上げの状況を報告します。

補助率は1/2、上限は5億円で、対象経費は建物費、機械装置費、ソフトウェア費、外注費、専門家経費です。建物、機械装置、ソフトウェアは、単価100万円(税抜)以上のものに限ります。外注費と専門家経費の合計は、建物費・機械装置費・ソフトウェア費の合計額より小さくする必要があります。パソコン・タブレット・スマートフォンの本体、販売を目的としたソフトウェアの構築、自社の人件費、車両、土地代、消費税は対象外です。

審査は、書面による1次審査と、経営者本人が外部有識者に説明するプレゼンテーション審査(2次審査)の2段階です。経営力、波及効果、実現可能性などが見られ、2次審査は令和9年2月15日から3月5日に予定されています。採択倍率は、1次公募でおよそ6.0倍、2次公募でおよそ3.9倍でした。補助事業の期間は交付決定日から24か月以内で、令和7年度補正予算の分は、この3次公募をもって終了となる見込みです。

補助の仕組み

もらえる補助額(最大)
5億円
自己負担の割合
5割
補助率 1/2
試算イメージ|対象経費が ¥10億円 の場合※補助を上限まで受け取る例
補助される(もらえる)¥5億円 自己負担(払う)¥5億円

かかった経費のうち 補助率(1/2) の分が補助され、残りが自己負担です。補助額は 上限5億円 が上限で、上限を超えた経費は自己負担になります。

どんな費用に使えるか

ソフトウェア・クラウド:条件つきで対象 条件つき
パソコン・周辺機器:対象外
機械・設備:対象
ホームページ・EC:記載なし
広告・宣伝:記載なし
展示会・販路開拓:記載なし
専門家への謝金・コンサル:条件つきで対象 条件つき
外注・委託:条件つきで対象 条件つき
研修・人材育成:記載なし
人件費:対象外
店舗改装・内装工事:条件つきで対象 条件つき
車両・運搬具:対象外
原材料・試作:記載なし
通信費・利用料:条件つきで対象 条件つき
  • ソフトウェア・クラウド:専ら補助事業のために使う専用ソフトウェア・情報システム等の購入・構築、借用、クラウドサービス利用が対象。単価100万円(税抜)以上のものに限る。販売を目的としたソフトウェア構築と、自社の他事業と共有するものは対象外
  • パソコン・周辺機器:パソコン、タブレット、スマートフォン、プリンタ、デジタル複合機、家具、3Dプリンタなど汎用性があって目的外使用になり得るものは、補助事業のみに使うことが明らかな場合を除き対象外
  • 機械・設備:専ら補助事業のために使う機械装置、工具・器具の購入・製作・借用と、一体で行う改良・修繕、据付け、運搬が対象。単価100万円(税抜)以上のものに限る。構築物、船舶、航空機、車両及び運搬具は対象外
  • 店舗改装・内装工事:専ら補助事業のために使う生産施設、加工施設、事務所、倉庫などの建物の建設、増築、改修、中古建物の取得が対象(建物費。単価100万円(税抜)以上)。建物の単なる購入や賃貸、土地代、門・塀などの構築物、撤去・解体費用は対象外
  • 外注・委託:建物・機械装置・ソフトウェアの取得に必要な加工や設計、検査などの外注(請負・委託)が対象で、書面による契約が必要。投資計画の作成にかかる経費は対象外。外注費と専門家経費の合計は投資額(建物費・機械装置費・ソフトウェア費の合計)より小さくする
  • 専門家への謝金・コンサル:建物・機械装置・ソフトウェアの取得に必要な専門家への経費が対象。投資計画の作成にかかる経費は対象外。謝金は1日あたり、大学教授・弁護士・弁理士・公認会計士・医師は5万円以下、准教授・技術士・中小企業診断士・ITコーディネータは4万円以下、それ以外は2万円以下
  • 人件費:事業にかかる自社の人件費(ソフトウェア開発等)は対象外
  • 車両・運搬具:自動車等の車両の購入費・修理費・車検費用は対象外(事業所や作業所内のみで走行し公道を自走できないものなどを除く)
  • 通信費・利用料:電話代、インターネット利用料金などの通信費は対象外。クラウドサービスの利用に付帯する費用(ルータ使用料、プロバイダ契約料、通信料など)は、補助事業に必要な最低限の分だけ対象

チェック=公式に対象と書かれている費用/三角=条件つき(上の注記をご確認ください)/バツ=公式に対象外と書かれている費用/横線=公式サイトに記載が見つからなかった費用。枠や申請類型によって範囲が変わります。最終的な可否は公募要領でご確認ください。

もし、この制度を使うなら

たとえば、売上高30億円ほどの食品製造会社が、新しい工場棟と自動化した製造ライン、受注から出荷までを管理するシステムをまとめて導入し、人手に頼っていた工程を減らしながら生産量を増やす計画を立てるとします。建物費、機械装置費、ソフトウェア費の合計が1億円以上になるので、この制度の投資額の条件を満たします。

補助額の試算です。補助対象経費が税抜6億円なら、補助率1/2で補助額は3億円、自己負担は3億円と消費税です。補助額が上限の5億円に届くのは、補助対象経費が10億円のときです。補助金が支払われるのは事業が終わって額が確定したあとで、交付決定より前に契約した経費は対象にならないため、導入の契約は交付決定を待つことになります。

申請の前に、100億宣言の公表(通常2〜3週間)とGビズIDの取得(2週間程度)が必要で、締切は11月12日15時です。投資計画書は40ページ以内のPDFで、確定した決算書の数値とそろえて作り、2次審査では経営者本人が説明します。従業員1人当たり給与支給総額を、年平均で4.5%以上のペースで上げていく計画も組み込む必要があるため、投資の回収だけでなく、賃金への還元まで含めて計画を立てることになります。

こんな会社におすすめ 売上高10億円以上100億円未満の中小企業将来の売上高100億円を目指している工場や物流拠点の新設、自動化設備などに1億円以上の投資を予定している賃上げを計画的に進められる100億宣言を行っている、または行う予定がある

※ MONOSASHI編集部による活用イメージです。実際の対象可否は公式サイトでご確認ください。

対象になる会社

  • 中小企業等経営強化法第2条第1項に定める中小企業者であること(会社・個人、企業組合、協業組合、事業協同組合など。財団法人、社団法人、医療法人、社会福祉法人、任意団体は対象外)
  • 売上高が10億円以上100億円未満であること(直近の決算期の売上高、または直近3期分の平均で判断)
  • 日本国内に本社と補助事業の実施場所があること
  • 補助対象経費のうち投資額(建物費・機械装置費・ソフトウェア費で資産計上するもの)が1億円以上(税抜)であること
  • 申請の時点で、「100億宣言」が100億宣言ポータルサイトに公表されていること
  • 従業員1人当たり給与支給総額の年平均上昇率4.5%以上の目標を掲げ、賃上げ要件を満たす今後5年程度の事業計画をつくること
  • 収益事業を行っていること
  • 公募開始日の時点で、確定している直近3年分の課税所得の年平均額が15億円を超えていないこと
  • みなし大企業(大企業が株式の2分の1以上を持つ会社など)やみなし同一法人でないこと
  • 事業終了後の建物・設備等の管理・運営に責任を持てること
  • 国内金融機関に口座があり、日本円で精算できること
  • 1事業者につき1案件の申請であること
  • 生産能力などが向上しない更新投資(老朽化した設備の入れ替えなど)でないこと
  • 国の他の制度と重複しない事業であること

※ すべての条件を満たす必要があります。判断に迷うときは実施機関の窓口にご確認ください。

対象・実施機関

対象
売上高が10億円以上100億円未満の中小企業者で、「100億宣言」を100億宣言ポータルサイトに公表している会社です。補助対象経費のうち投資額(建物費・機械装置費・ソフトウェア費)が1億円以上(税抜)の事業が対象になります。
対象地域
全国
実施機関
経済産業省・独立行政法人中小企業基盤整備機構(補助金事務局:TOPPAN株式会社)

申請前に知っておきたい注意点

  • 交付決定より前に契約(発注)した経費は、どんな事情があっても対象になりません。発注先への内示も発注とみなされます。採択のあとでも、交付決定の前に契約した経費は対象外です
  • 採択されても、応募時に計上した経費がすべて補助対象になるとは限りません。交付申請のときに、応募時になかった経費を新たに足すことはできません
  • 補助金は原則として精算払いで、事業が終わり、確定検査を経て額が確定してから支払われます。確定額が交付決定額に届かない場合もあります。概算払いを前提にした投資計画は認められません
  • 賃上げの目標を達成できなかった場合は、未達成率に応じて補助金の返還を求められます。基準年度の従業員1人当たり給与支給総額が、申請時の直近の事業年度を下回ると全額返還です。目標を交付決定までに従業員などへ表明しなかった場合も、交付決定の取消と全額返還になります
  • 補助事業の終了後も、基準年度の終了後から5年間(計6回)、毎事業年度の終了後60日以内に、事業化と賃上げの状況を報告します
  • 建物、機械装置、ソフトウェアは100万円(税抜)以上、外注費・専門家経費は発注先1件あたり合計50万円(税抜)以上のとき、2者以上の相見積りが必要です。最低価格の業者を選び、選ばない場合は理由書を用意します
  • 支払いは銀行振込で確認します。現金払いと手形払い(L/C決済を含む)は対象外です
  • 申請はJグランツでのみ受け付けます。GビズID(プライム)が必要で、取得に2週間程度かかる場合があります。郵送、持参、FAX、メールでは受け付けず、受付期間後の修正・差し替え・追加もできません。ファイルは1つ30MBまでです
  • 「100億宣言」の公表に通常2〜3週間かかります。申請時までに公表されている必要があります
  • 申請は1事業者につき1案件です。同じ公募期間のなかで共同申請者として別の申請に参加することもできません
  • 提出書類に不備があると審査の対象になりません。提出した書類は返却されないため、控えを保管します
  • 2次審査では、代表権を持つ経営者が出席して説明する必要があります。外部のコンサルティング会社などの同席は認められません
  • 補助事業で取得した財産のうち、単価50万円(税抜)以上のものは処分に制限がかかります。抵当権などの担保権を設定する前には、事務局の承認が必要です
  • 帳簿と証拠書類は、事業化の報告期間が終わった事業年度の終了後5年間保存します
  • 補助事業にかかわる取引先への労務費の適切な転嫁のため、公正取引委員会の「労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針」を守る必要があります
  • 令和7年度補正予算の分は、この3次公募で終了となる見込みです

申請の手順

  1. 要件を確かめる

    売上高10億円以上100億円未満か、投資額が1億円以上か、従業員1人当たり給与支給総額の年平均上昇率4.5%以上を5年程度の計画に組み込めるかを確かめます

  2. 100億宣言を公表する

    「100億宣言」を申請し、100億宣言ポータルサイトに公表されるまで待ちます。通常2〜3週間かかります

  3. GビズIDを取る

    Jグランツの利用に必要で、取得に2週間程度かかる場合があります

  4. 投資計画書などを作る

    投資計画書(様式1)、投資計画書別紙(様式2)、ローカルベンチマーク(様式3)、決算書を用意します。金融機関から確認を受けた場合は確認書(様式4)も付けます

  5. Jグランツで申請する

    期限内に、電子申請のJグランツで提出します

  6. 1次審査と2次審査

    事務局の書面審査(1次)に通ったあと、地域ブロック単位の審査会で、経営者本人がプレゼンテーションをします

  7. 採択の公表と交付申請

    採択結果が公表されたら、採択決定日から2か月以内に交付申請をし、交付決定を受けます

  8. 事業の実施と実績報告

    交付決定のあとに発注・契約し、交付決定日から24か月以内に事業を終えます。完了から30日以内か事業期間の終了日のいずれか早い日までに実績報告書を出します

  9. 補助金の受け取りと報告

    確定検査で額が確定したあとに補助金が支払われます。その後は事業化と賃上げの状況を毎年報告します

スケジュール

  • 公募説明会令和8年9月下旬(動画配信)
  • 申請の受付令和8年9月29日(火)から11月12日(木)15時まで(Jグランツ)
  • 1次審査結果の通知令和9年1月中旬
  • プレゼンテーション審査(2次審査)令和9年2月15日(月)から3月5日(金)(土日を除く)
  • 採択結果の公表令和9年3月下旬以降(件数により前後することがある)
  • 交付申請採択決定日から2か月以内
  • 補助事業の期間交付決定日から24か月以内
  • 実績報告事業の完了から30日以内、または補助事業期間の終了日のいずれか早い日まで
  • 事業化・賃上げ状況の報告基準年度の終了後を初回として5年間(計6回)、毎事業年度の終了後60日以内

※ 日程は変更されることがあります。最新の締切は公式サイトでご確認ください。

申請前に準備するもの

  • 投資計画書(様式1。40ページ以内のPDF)
  • 投資計画書別紙(様式2。Excel)
  • ローカルベンチマーク(様式3。Excel)
  • 決算書等(3期分。貸借対照表、損益計算書、販売費及び一般管理費の明細、製造業は製造原価明細書。個人は所得税青色申告決算書または収支内訳書)
  • 金融機関による確認書(様式4。金融機関から確認を受けた場合)
  • リース取引に係る宣誓書(様式5。リース会社と共同申請する場合)
  • リース料軽減計算書(様式6。リース会社と共同申請する場合)

よくある質問

4次公募の予定はありますか。

令和7年度補正予算の分は、この3次公募をもって終了となる見込みです。今後については、100億企業成長ポータルサイトで最新情報が案内されます。

過去の公募に応募したのですが、3次公募にも申請できますか。

過去の公募で交付決定を受けていない場合は、3次以降の公募に申請できます。過去の公募で採択され交付決定を受けた事業者は、3次以降の公募には申請できません。同じ公募期間内に申請できるのは、同一の事業者につき1件までです。

採択される前に着手している事業は、補助対象になりますか。

なりません。交付決定より前に契約(発注を含む)した経費は対象外で、採択のあとでも、交付決定の前に契約した経費は対象になりません。

売上高が一時的に10億円を下回ったり、過去に100億円を超えたりした場合、売上高の要件はどう判断されますか。

直近の決算期の売上高、または直近3期分の売上高の平均値で判断されます。決算期間が12か月未満の期は、直近の決算期と直近3期分の対象に含めません。

複数の事業をしている場合、中小企業者の定義の「業種」はどう判定しますか。

直近の決算期の売上高構成比が最も高い事業が属する業種で判断します。

スタートアップや上場企業も対象ですか。

スタートアップか、上場か非上場かを問わず、売上高が10億円以上100億円未満で、賃上げなどの要件を満たせば対象になります。

外注費や専門家経費は、要件の「投資額」に含まれますか。

含まれません。投資額は、建物費、機械装置費、ソフトウェア費のうち資産計上するものの合計です。外注費と専門家経費の合計は、投資額より小さくする必要があります。

国の他の補助金と併用できますか。

同一または類似の内容の事業で、国の他の制度から重なって補助を受けることはできません。中堅等大規模成長投資補助金と同時に応募することはできますが、採択(交付決定)はどちらか1つになります。

売上高成長率や賃上げなどで求められる水準は、どの程度ですか。

審査を通じて、政策の目的に沿った優れた提案が相対的に評価されます。参考として、2次公募の採択結果が公表されています。

何を入れるか、実物で考える

対象になる経費が分かっても、入れるものが決まらないと申請書は書けません。MONOSASHI が作った業務システムを、触れる形で置いています。

最新情報・申請は公式サイトで
出典:100億企業成長ポータル(中小企業成長加速化補助金 公募要領) / 掲載は2026年10月時点。締切・要件・公募状況は変わるため、申請前に必ず公式サイトでご確認ください。
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