中小企業等賃上げ環境整備支援助成金
国や県の助成金を使って賃上げ・生産性向上に取り組んだ事業者に、日田市が自己負担の一部を上乗せで補助します。対象は日田市内に主たる事業所があり、従業員を雇用している中小企業・小規模事業者(個人事業主を含む)です。
公式サイトの記載を 2026.08.11 時点で確認しています。
この補助金は、どんな制度か
エネルギーや資材の値上がり、従業員の賃金引き上げに対応するため、生産性を高める取り組みを後押しする制度です。国の助成金の交付決定を受けた事業者に、市が独自に上乗せして補助します。財源は国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」です。
上乗せの対象になるのは、国では業務改善助成金、小規模事業者持続化補助金、これらと類似の補助金、県では大分県物価高騰対応業務改善奨励金です。令和7年4月1日から令和9年1月31日までの間に交付決定を受けていることが条件で、令和7年度中に決定を受けた事業者も申請できると案内されています。
助成額の計算は少し独特です。補助対象事業費から国・県の助成金を引いた残りが「自己負担額」で、その2分の1が市の助成金になります。ただし国や県の助成金の額と、自己負担額の2分の1を比べて低い方の金額とし、さらに上限は50万円です。公式ページには、補助対象事業費150万円・国の助成金100万円なら市の助成金は25万円、補助対象事業費800万円・国600万円・県100万円なら50万円、という例が示されています。
この制度だけを単独で申請することはできません。まず国や県の助成金を通すことが前提になります。市のページには対象経費の区分表は載っておらず、どの費用が対象になるかは国・県の助成金の制度側で決まる形です。これから国の助成金を活用する予定なら、日田商工会議所または日田地区商工会に相談するよう案内されています。
補助の仕組み
かかった経費のうち 補助率(自己負担額の1/2) の分が補助され、残りが自己負担です。補助額は 上限50万円(国・県の助成金額と自己負担額の1/2を比べて低い方) が上限で、上限を超えた経費は自己負担になります。
もし、この制度を使うなら
たとえば日田市内で従業員を数人雇っている事業所が、国の業務改善助成金を使って設備を入れ、賃金を引き上げるとします。国の助成金が決まった時点で、市の上乗せも視野に入ります。順番が逆にはできないので、国の申請の段階から「市の上乗せもある」と頭に置いておくと、資金の見通しが立てやすくなります。
金額の感覚をつかむために、公式ページの例をそのまま置いてみます。補助対象事業費が150万円で、国の助成金が100万円出た場合、手元から出るのは50万円。その2分の1にあたる25万円が市から助成されるので、最終的な自己負担は25万円になります。事業費800万円・国600万円・県100万円というもう一つの例では、自己負担100万円に対して市の助成は上限の50万円です。
注意したいのは、市の助成金が「国や県の助成金の額」とも比べられる点です。国の助成金が小さいと、自己負担の2分の1ではなく国の助成額の方が採用されます。国の助成金の申請額を決める段階で、市の分がいくらになるかを一緒に計算しておくと、あとで見込み違いになりません。
※ MONOSASHI編集部による活用イメージです。実際の対象可否は公式サイトでご確認ください。
対象になる会社
- 日田市内に主たる事業所を有する中小企業者等であること(個人事業主も含む)
- 令和7年4月1日から令和9年1月31日までの間に、国助成金等の交付決定を受けていること(令和7年度中に決定を受けた事業者も申請可能)
- 従業員を雇用していること(事業主と生計を一にする親族以外の労働者であること)
- 暴力団員または暴力団員と密接な関係を有する者でないこと
- 市税の滞納がないこと
※ すべての条件を満たす必要があります。判断に迷うときは実施機関の窓口にご確認ください。
対象・実施機関
- 対象
- 日田市内に主たる事業所を有する中小企業者等(個人事業主を含む)で、従業員を雇用していること。令和7年4月1日から令和9年1月31日までの間に、国や県の助成金の交付決定を受けていることが条件です。
- 対象地域
- 大分県日田市
- 実施機関
- 日田市 商工労政課 雇用移住促進係
申請前に知っておきたい注意点
- 国や県の助成金の交付決定を受けていることが前提で、この助成金だけを単独で申請することはできません
- 助成額は、国や県の助成金の額と、自己負担額の2分の1を比べて低い方になります。さらに上限50万円が適用されます
- 従業員は、事業主と生計を一にする親族以外の労働者である必要があります
- 市税の滞納があると対象になりません。申請には滞納のない証明書が必要です
- 国の助成金等を今後活用する予定の場合は、日田商工会議所または日田地区商工会に相談するよう案内されています
- 国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を財源とする事業です
申請の手順
国・県の助成金に申請する
市の助成金は上乗せなので、まず国の業務改善助成金や小規模事業者持続化補助金、県の大分県物価高騰対応業務改善奨励金などに申請します。これから活用する段階なら、日田商工会議所か日田地区商工会に相談できます
交付決定を受ける
国・県の助成金の交付決定通知書が、市への申請の土台になります
市に交付申請する
交付申請書(様式第1号)に、交付決定通知書の写しや事業費の内訳が分かる書類などを添えて、商工労政課へ提出します
実績報告と請求をする
実績報告書(様式第5号)、交付請求書(様式第7号)、消費税仕入控除税額確定報告書(様式第3号)の様式が公開されています
スケジュール
- 対象となる交付決定の期間令和7年4月1日から令和9年1月31日まで
- 令和7年度中に交付決定を受けた場合そのまま申請できると案内されています
- ページの更新2026年4月10日
※ 日程は変更されることがあります。最新の締切は公式サイトでご確認ください。
申請前に準備するもの
- 日田市中小企業等賃上げ環境整備支援助成金交付申請書(様式第1号)
- 国助成金等の交付決定通知書の写し
- 国助成金等の交付申請書及び補助対象事業費の内訳等が確認できる書類
- 市税等の滞納のない証明書
- 個人事業主の場合は、個人事業主であること・従業員を雇用していることが確認できる書類
- そのほか市長が必要と認める書類
申請の前に、読んでおきたいこと
制度の中身とは別に、補助金そのものの仕組みで引っかかりやすいところがあります。
何を入れるか、実物で考える
対象になる経費が分かっても、入れるものが決まらないと申請書は書けません。MONOSASHI が作った業務システムを、触れる形で置いています。