DX推進 栃木 第2回公募 受付中

インフラDXはじめの一歩補助金

ICT建設機械や3次元測量機器、3次元ソフトウェアを導入して、ICT活用工事・3次元点群測量・CIMに取り組める環境を整えるための費用を、補助対象経費の2分の1以内・1事業者あたり500万円まで補助します。対象は、栃木県内に本社を置く建設会社・測量会社・建設コンサルタント会社・地質調査会社で、栃木県建設工事等入札参加資格を有する事業者です。

補助上限額
上限500万円(1事業者あたり。第1回公募の交付決定額と合わせた額)
補助率
1/2以内
公募状況
第2回公募 受付中2026年9月18日

公式サイトの記載を 2026.08.14 時点で確認しています。

この補助金は、どんな制度か

建設の現場では人手不足への対応が課題になっており、栃木県は建設事業者がICT活用工事・3次元点群測量・CIMを実施できる環境を整えることで、建設分野の生産性向上を図ることを目的にこの補助金を設けています。交付要領上の名称は「栃木県建設DX推進事業費補助金」で、県のページやチラシでは「インフラDXはじめの一歩補助金」と案内されています。国の重点支援地方交付金を活用した事業です。

補助の対象になるのは、(1)ICT建設機械(従来建機への後付け機器を含む)の導入、(2)3次元測量機器の導入、(3)3次元ソフトウェアの導入、(4)人材育成(これらの機器等に係る知識・技能の習得を目的とする研修会への参加)のうち、いずれか一つ以上を導入する事業です。経費としては、機器やソフトウェアの購入・初期設定に要する経費、クラウドサービス型ソフトウェアの定額料金(最大1年分)、ICT活用工事・3次元点群測量・CIMに関する研修会への参加料が挙げられています。

対象外の線引きははっきりしています。機器等のリース料・レンタル料は対象外で、リース品を途中で買い取る場合も対象になりません。消費税および地方消費税相当額も補助対象経費に含まれません。従来建機の本体は対象外で、そこへ取り付けるICT後付け機器のみが対象です。パソコンやモバイル端末は、3次元ソフトを使うために必要な高スペック機を「ソフトと併せて導入する場合」に限り1事業者合計2台まで対象で、単体購入やマウス・モニター・キーボード・外付けHDD・SSDは対象外とされています。県のQ&Aでは、2次元マシンコントロール装置を取り付けた建機、BIMのための機器導入も対象外と示されています。

申請のタイミングは、事業に着手する前です。原則として交付決定後に機器等を発注する必要があり、交付決定前に購入したものは、申請した後に事前着手承認を受けた場合に限って対象になります。1回の申請期間内に交付申請できるのは1事業者につき1回まで。交付決定は公募締切から概ね1か月後の予定で、チラシには10月中旬頃と記載されています。

第2回公募の申請期間は令和8(2026)年8月7日から9月18日までです。令和8年度予算は約4.5億円、チラシ時点の予算残額は約1億円と示されています。予算の上限に達しなかった場合は追加公募が実施される予定です。応募者が多数の場合は、第1回公募で交付決定を受けていない事業者が優先されます。

枠ごとの上限額と補助率

枠・類型上限額補助率対象・条件
ICT建設機械の導入1事業者あたり合計500万円1/2以内マシンコントロール又はマシンガイダンス等の機能を備え、3次元設計データ等を活用した施工が可能な建設機械。従来建機への後付け機器も含む(従来建機の本体は対象外)
3次元測量機器の導入1事業者あたり合計500万円1/2以内UAV、3次元レーザースキャナ、自動追尾型トータルステーション、GNSS受信機その他これらに類する機器
3次元ソフトウェアの導入1事業者あたり合計500万円1/2以内点群処理、出来形管理、設計・施工データ作成等、建設DXに資する3次元関連ソフトウェア。クラウドサービス型は最大1年分の費用が対象
人材育成(研修会への参加)1事業者あたり合計500万円1/2以内ICT活用工事、3次元点群測量またはCIMに関する研修会への参加料

※ 枠によって対象になる費用も変わります。申請前に公募要領でご確認ください。

補助の仕組み

もらえる補助額(最大)
500万円
自己負担の割合
5割
補助率 1/2以内
試算イメージ|対象経費が ¥1,000万円 の場合※補助を上限まで受け取る例
補助される(もらえる)¥500万円 自己負担(払う)¥500万円

かかった経費のうち 補助率(1/2以内) の分が補助され、残りが自己負担です。補助額は 上限500万円(1事業者あたり。第1回公募の交付決定額と合わせた額) が上限で、上限を超えた経費は自己負担になります。

どんな費用に使えるか

ソフトウェア・クラウド:対象
パソコン・周辺機器:条件つきで対象 条件つき
機械・設備:対象
ホームページ・EC:記載なし
広告・宣伝:記載なし
展示会・販路開拓:記載なし
専門家への謝金・コンサル:記載なし
外注・委託:対象外
研修・人材育成:対象
人件費:記載なし
店舗改装・内装工事:記載なし
車両・運搬具:記載なし
原材料・試作:記載なし
通信費・利用料:記載なし
  • 機械・設備:ICT建設機械、3次元測量機器の購入・初期設定に要する経費が対象。従来建機への後付け機器は本体費用のほか取付費・初期設定費も対象(従来建機の本体、保守費用は対象外)
  • ソフトウェア・クラウド:3次元ソフトウェアの購入・初期設定費が対象。クラウドサービス型は最大1年分。既存ソフトへ新たに追加するライセンス費用は対象だが、既に所持しているソフトやライセンスの更新料は対象外
  • パソコン・周辺機器:高スペックPC等は、3次元ソフトを使用するのに必要で、ソフトと併せて導入する場合に限り対象(1事業者合計2台まで)。PC等を単体で導入する場合や汎用ツール用は対象外。マウス、モニター、キーボード、外付けHDD、SSDは対象外
  • 研修・人材育成:ICT活用工事、3次元点群測量またはCIMに関する研修会の参加料が対象。オンライン受講料も対象。旅費・宿泊費、資格取得に係る費用は対象外
  • 外注・委託:補助対象経費は機器等の購入・初期設定に要する経費と研修会参加料に限られており、見積書・仕様書等の作成に要する費用は対象外とQ&Aに明記されています

チェック=公式に対象と書かれている費用/三角=条件つき(上の注記をご確認ください)/バツ=公式に対象外と書かれている費用/横線=公式サイトに記載が見つからなかった費用。枠や申請類型によって範囲が変わります。最終的な可否は公募要領でご確認ください。

もし、この制度を使うなら

たとえば、栃木県内に本社を置く従業員20人ほどの土木会社が、これまで起工測量も出来形管理も人手で行ってきたとします。トータルステーションで測点を拾い、野帳を事務所で図面に起こし、出来形の写真と実測値を突き合わせて書類にまとめる。この一連の作業が、現場ごとに何日分も積み上がっている状態です。

3次元レーザースキャナと点群処理ソフト、あわせて操作研修への参加を1件の事業として申請するとします。仮に機器400万円、ソフト90万円、研修参加料10万円で、消費税を除いた補助対象経費が500万円だった場合、補助率は2分の1以内なので補助金は250万円、自己負担は250万円という試算になります(補助金の額に千円未満の端数があるときは切り捨てです)。既に第1回公募で交付決定を受けている場合は、その額を差し引いた残りが今回の上限になります。

減るのは、現場に人を貼り付けて測点を1点ずつ拾う時間と、その結果を事務所で図面や出来形書類に起こし直す時間です。交付要領では補助対象事業に人材育成(機器等に係る知識・技能の習得を目的とする研修会への参加)が含まれており、機器の導入とあわせて研修会の参加料も申請できます。逆に、リースで様子を見る、パソコンだけ先に更新する、といった入り方は対象にならないため、どの機器をどの現場で使うかを先に決めてから見積を取る進め方が向いています。

こんな会社におすすめ 栃木県内に本社がある建設会社測量会社・建設コンサルタント会社・地質調査会社栃木県建設工事等入札参加資格を持っているICT活用工事や3次元点群測量にこれから取り組みたい3次元測量機器やソフトをまだ持っていない、台数が足りない

※ MONOSASHI編集部による活用イメージです。実際の対象可否は公式サイトでご確認ください。

対象になる会社

  • 栃木県内に本社を置く建設関連事業者(建設会社、測量会社、建設コンサルタント会社、地質調査会社)であること
  • 交付申請時において、栃木県建設工事等入札参加資格を有すること(工事のほか、測量・コンサルの資格でも可)
  • 栃木県暴力団排除条例第2条第1号又は同条第4号の規定に該当せず、これらと密接な関係を有しないこと
  • 地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しないこと
  • 民事再生法による再生手続開始の申立て、会社更生法による更生手続開始の申立て、破産法による破産手続開始の申立てが行われている者でないこと
  • 個人事業主も、要件を満たす建設関連事業者であれば申請できます

※ すべての条件を満たす必要があります。判断に迷うときは実施機関の窓口にご確認ください。

対象・実施機関

対象
栃木県内に本社を置く建設関連事業者(建設会社、測量会社、建設コンサルタント会社、地質調査会社)で、交付申請時において栃木県建設工事等入札参加資格を有する者。本社が県外で支店だけが県内にある場合は対象外です。
対象地域
栃木県
実施機関
栃木県 県土整備部 技術管理課(企画情報・建設DX担当 DX推進チーム)

申請前に知っておきたい注意点

  • 1回の申請期間内に交付申請できるのは、1事業者につき1回までです
  • 上限500万円は第1回公募の交付決定額と合わせた額です。既に300万円の交付決定を受けている場合、今回の上限は200万円になります
  • 応募者多数の場合は、第1回公募で交付決定を受けていない事業者が優先されます。そのうえでICT工事等の実績が少ない者、機器等の保有台数が少ない者、1人当たりの保有台数が少ない者の順に選定されます
  • 原則として交付決定後に事業へ着手します。交付決定前に購入したものは、申請した後に事前着手承認を受けた場合に限り対象です
  • 機器等のリース料・レンタル料は対象外で、リース品の途中買い取りも対象外です
  • 実績報告の提出期限までに支払いが完了している必要があるため、割賦購入や手形による購入は対象外です。小切手による場合も同様です
  • 消費税および地方消費税相当額は、補助対象経費に含まれません
  • 実績報告の提出期限は、事業完了日の翌日から30日を経過した日か、交付決定日の属する年度の1月31日のいずれか早い日です。納品が間に合わない場合は交付の取消しとなる可能性があります
  • 同一または同類の事業で国等の他の補助金の交付決定を受けている場合はその交付決定額を、交付申請中の場合はその申請額を、補助対象経費から控除します
  • 2次元マシンコントロール(2DMC)の装置を取り付けた建機は対象外です。また今回の対象はCIMで、BIMのための機器導入は対象外として扱われます
  • 申請は栃木県電子申請システムのみで、紙での提出はできません
  • 交付決定後、補助事業者名等が県ホームページで公表されます
  • 補助金により導入した機器等は、耐用年数を経過する前に他の用途への使用、貸付け、譲渡等をする場合、事前に承認が必要です

申請の手順

  1. 相談・導入する機器の検討

    申請方法や導入する機器・ソフトウェアで迷う場合は、技術管理課の補助金相談窓口に問い合わせられます。技術的な支援が必要な場合は、栃木県ICTアドバイザーを交えたWEB相談も実施されます

  2. 見積書とカタログをそろえる

    購入を検討している販売店から見積書を取ります(有効期限の記載が必要。複数社の比較は不要)。あわせて機器等の仕様が分かるカタログ等を用意します

  3. 事業計画書を作成する

    現状・課題と補助金で達成したい目的、申請時点のICT活用工事・3次元点群測量・BIM/CIM設計業務の経験実績、ICT機器等の保有状況、技術者数などを様式第2号に記入します

  4. 交付申請

    交付申請書、事業計画書、誓約書、仕様が分かる資料、見積書の写しを栃木県電子申請システムから提出します

  5. 審査・交付決定

    募集期間内に提出された申請書を一斉に審査します。原則書面審査で、必要に応じてヒアリングが実施されます。結果は交付決定通知書で通知されます

  6. 発注・納品・支払い

    交付決定後に機器等を発注し、納品と支払いを済ませます

  7. 実績報告

    実績報告書に、契約書または注文書・納品書・請求書・領収書の写し、財産管理台帳、写真帳などを添えて提出します

  8. 額の確定と請求

    審査を経て補助金額確定通知書が届いたら、補助金交付請求書を提出します

  9. 補助金の受け取り

    請求後、概ね2週間程度で支払われます

スケジュール

  • 第2回公募 申請受付開始2026年8月7日
  • 第2回公募 申請締切2026年9月18日
  • 交付決定公募締切から概ね1か月後の予定(チラシでは10月中旬頃)
  • 事業の着手(機器等の発注)原則として交付決定後
  • 実績報告の提出期限事業完了日の翌日から30日を経過した日、または交付決定日の属する年度の1月31日のいずれか早い日
  • 補助金交付請求書の提出期限額の確定通知日の翌日から起算して14日を経過した日
  • 補助金の支払い請求後、概ね2週間程度
  • 追加公募予算の上限に達しなかった場合に実施予定

※ 日程は変更されることがあります。最新の締切は公式サイトでご確認ください。

申請前に準備するもの

  • 交付申請書(様式第1号)
  • 事業計画書(様式第2号)
  • 誓約書(様式第3号)
  • 導入する機器等の仕様が分かる資料(カタログ等。PDFで可)
  • 見積書の写し(有効期限の記載が必要。PDFで可)
  • 国等の他の補助金の交付決定を受けている場合は、その交付決定通知および交付申請書の写し
  • その他知事が必要と認める書類

よくある質問

本社が県外で、支店が栃木県内にある場合は対象になりますか

対象外です。本社が栃木県内にあることが必須要件とされています

個人事業主でも申請できますか

申請できます。要件を満たす建設関連事業者であれば対象です

入札参加資格は工事の資格でないとだめですか

測量・コンサルの資格でも構いません。栃木県建設工事等入札参加資格を有していれば対象です。ただし申請中で資格をまだ有していない場合は対象外です

パソコンやモバイル端末は補助の対象になりますか

3次元ソフトを使用するのに必要な高スペックPC等は、ソフトと併せて導入する場合に限り対象です(1事業者合計2台まで)。単体で導入する場合や、マウス・モニター・キーボード・外付けHDD・SSDは対象外です

中古品の購入は対象になりますか

対象になり得ます。交付申請時に、その建機・機器の定価と中古品の購入予定価格が分かる資料を提出します

他の補助金と併用できますか

併用は認められています。ただし相手方の補助金の要綱・要領で併用不可とされている場合は併用できません。県が把握している範囲では中小企業省力化補助金、IT補助金、ものづくり補助金との併用は可能とされていますが、最新の要綱等の確認が必要です

見積書は複数社から取る必要がありますか

実際に購入を検討している販売店からの見積書のみで大丈夫です

サブスクリプション型のソフトは何か月分まで対象ですか

月額払いで契約する場合は契約月から令和9年1月分までが対象です。年額払いで契約時に契約期間分の支払が完了する場合は、最大1年分が対象になります

早く申請すれば採択されやすいですか

募集期間内の申請を一斉に審査するため、早く出しても交付決定の時期は変わりません。予算を超える申請があり、審査基準で優先順位が付けられない場合に限り申請日時が考慮されます

研修会の交通費や宿泊費も対象ですか

対象外です。主催者から示されている参加料のみが対象で、オンライン受講料も対象になります

何を入れるか、実物で考える

対象になる経費が分かっても、入れるものが決まらないと申請書は書けません。MONOSASHI が作った業務システムを、触れる形で置いています。

最新情報・申請は公式サイトで
出典:栃木県公式サイト / 掲載は2026年8月時点。締切・要件・公募状況は変わるため、申請前に必ず公式サイトでご確認ください。
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