じばさん経営構造改革支援事業(令和8年度6月補正)
兵庫県の地場産業の産地組合等が、低コスト化・高効率化、新たな主力事業の立ち上げ、調達先の多角化など、収益力の向上につながる取組を行う費用を補助する制度です。機械装置や専用ソフトウェア・情報システムの購入・構築も対象で、上限は1組合あたり600万円です。
公式サイトの記載を 2026.10.02 時点で確認しています。
この補助金は、どんな制度か
地場産業を長く続けていくために、原材料の調達先を増やすこと、新たな主力事業を立ち上げること、低コスト化・高効率化を進めることなど、収益力の向上や構造改革につながる取組を補助する制度です。国の「物価高騰対応重点支援地方創成臨時交付金」を活用しています。
補助の対象者は、地場産業産地組合等です。策定した補助事業計画書にそって実施する、収益力向上や構造改革につながると認められる取組が対象になります。
対象経費は2つに分かれています。1つめは設備整備費で、機械装置の購入・製作・改良、専用ソフトウェアや情報システムの購入・構築、設備を使う場所への運搬や据付にかかる経費です。専ら補助事業のために使い、補助事業者に所有権が帰属するものに限られます。2つめは、販路開拓、拠点設立、調達先開拓、新商品開発などの取組にかかる経費で、展示会の出展費、外部専門家のコンサルタント費や講師謝金、旅費・宿泊費、通訳費・翻訳費、技術習得費、新商品の開発に必要な分の原材料購入費、広告宣伝費が挙げられています。
補助率は、産地組合等が直接事業を行う場合は経費の1/2以内です。個別の組合員が産地組合等を介して事業を行う場合は、中小企業等が1/2以内、小規模事業者が2/3以内です。補助上限額は、この2つを合算して1組合あたり600万円です。
公募期間は令和8年8月7日(金)から12月25日(金)まで、申請は電子メールで行います。事業の実施期間は交付決定日から令和9年2月26日(金)までで、交付決定日以降に発生し、期間内に支払いまで終えた経費だけが対象になります。
枠ごとの上限額と補助率
| 枠・類型 | 上限額 | 補助率 | 対象・条件 |
|---|---|---|---|
| 産地組合等が直接事業を行う場合 | 600万円(組合員の事業と合算して1組合あたり) | 1/2以内 | 地場産業産地組合等 |
| 組合員が産地組合等を介して事業を行う場合(中小企業等) | 600万円(産地組合等の直接事業と合算して1組合あたり) | 1/2以内 | 個別の組合員のうち、中小企業等 |
| 組合員が産地組合等を介して事業を行う場合(小規模事業者) | 600万円(産地組合等の直接事業と合算して1組合あたり) | 2/3以内 | 個別の組合員のうち、小規模事業者 |
※ 枠によって対象になる費用も変わります。申請前に公募要領でご確認ください。
補助の仕組み
かかった経費のうち 補助率(産地組合等の直接実施は1/2以内、組合員の事業は中小企業等1/2以内・小規模事業者2/3以内) の分が補助され、残りが自己負担です。補助額は 上限600万円 が上限で、上限を超えた経費は自己負担になります。
どんな費用に使えるか
- 機械・設備:機械装置の購入・製作・改良に要する経費が対象。専ら補助事業のために使い、補助事業者に所有権が帰属するものに限る。運搬・据付に直接必要な経費も含む
- ソフトウェア・クラウド:専用ソフトウェア・情報システム等の購入・構築に要する経費が対象
- 展示会・販路開拓:展示会出展費(参加費、会場費、会場装飾費、運搬費等)が対象
- 専門家への謝金・コンサル:外部専門家のコンサルタント費、講師謝金が対象
- 広告・宣伝:広告宣伝費が対象
- 研修・人材育成:技術習得費が対象
- 外注・委託:通訳費、翻訳費が対象
- 原材料・試作:原材料購入費は対象だが、新商品の開発に必要な分に限る
チェック=公式に対象と書かれている費用/三角=条件つき(上の注記をご確認ください)/バツ=公式に対象外と書かれている費用/横線=公式サイトに記載が見つからなかった費用。枠や申請類型によって範囲が変わります。最終的な可否は公募要領でご確認ください。
もし、この制度を使うなら
たとえば、地場産業の産地組合が、組合員に共通する受発注や在庫の管理を、専用の情報システムで効率化するとします。紙とファクスで行っていたやり取りを組合のシステムに集めれば、転記や確認にかかる手間を減らす方向に進められます。システムの構築費は、専用ソフトウェア・情報システムの購入・構築として設備整備費の対象です。
補助額の試算です。組合が直接行う事業で、補助対象経費が800万円なら、補助率1/2以内で補助額は400万円、自己負担は400万円になります。補助額が上限の600万円に届くのは、対象経費が1,200万円のときです。上限は、組合員が組合を介して行う事業と合算して1組合あたり600万円なので、組合員の事業を含める場合は、その分を差し引いて考えます。
交付決定日より前に発生した経費は対象になりません。公募は12月25日(金)まで、事業と支払いを終えるのは令和9年2月26日(金)なので、システムの開発期間が間に合うかを、早めに確かめておく必要があります。
※ MONOSASHI編集部による活用イメージです。実際の対象可否は公式サイトでご確認ください。
対象になる会社
- 地場産業産地組合等であること(個別の組合員は、産地組合等を介して事業を行う)
- 策定した補助事業計画書にそって実施する、収益力向上や構造改革につながると認められる取組であること
- 設備整備費は、専ら補助事業のために使用され、かつ補助事業者に所有権が帰属する設備等であること
※ すべての条件を満たす必要があります。判断に迷うときは実施機関の窓口にご確認ください。
対象・実施機関
- 対象
- 地場産業産地組合等です。個別の組合員は、産地組合等を介して事業を行う形で補助を受けられます。
- 対象地域
- 兵庫県
- 実施機関
- 兵庫県 産業労働部 地域産業立地課 産地皮革班
申請前に知っておきたい注意点
- 交付決定日以降に発生し、補助事業期間中(令和9年2月26日まで)に支払いが完了した経費だけが対象です
- 補助上限額は、産地組合等が直接行う事業と、組合員の事業を合算して、1組合あたり600万円です
- 設備整備費は、専ら補助事業のために使用され、かつ補助事業者に所有権が帰属する設備等に限られます
- 申請の際は、「令和8年度じばさん経営構造改革支援事業費補助金に係る対象経費等について」と「提出書類チェックリスト」を必ず確かめます
- 申請書類は、エクセルまたはワードのまま提出します(PDF等に変換しないでください)。見積書などの添付書類は、スキャン等でデータにします
- 申請書類が届いてから3営業日以内に、確認の返信があります。3営業日たっても返信がない場合は、申請が受理されていない可能性があるため、電話で到達を確かめます
- 設備の導入等で、2者以上から見積もりを取れない場合は、見積合わせ省略理由書が必要です
- 事業の実施期間中に補助事業計画の変更などが生じた場合は、県に連絡します
- 実績報告は、補助事業が完了した日から30日以内、または令和9年2月26日(金)のいずれか早い日までに、電子メールで行います
申請の手順
対象経費と書類を確かめる
「対象経費等について」と「提出書類チェックリスト」を読み、取組が対象になるかを確かめます
補助事業計画書を作る
収益力向上や構造改革につながる取組を、補助事業計画書にまとめます
見積書を取る
設備の導入等を行う場合は、2者以上から見積もりを取ります。取れない場合は見積合わせ省略理由書を用意します
申請書類をそろえる
補助金交付申請書、補助事業計画書、チェックリストにある添付書類を用意します。産地組合等を介して事業を行う場合は、産地組合等の意見書も添えます
メールで申請する
jibasanshien@pref.hyogo.lg.jp あてに、件名を「【交付申請】(事業者名)」として、必要書類を添付して送ります。3営業日たっても返信がない場合は、電話で到達を確かめます
交付決定後に事業を行う
交付決定日から令和9年2月26日(金)までに、事業の実施と経費の支払いを終えます
実績報告と請求
補助事業実績報告書、補助事業報告書、補助金取得財産等管理台帳、補助金請求書などを、電子メールで出します
スケジュール
- 公募期間令和8年8月7日(金)から12月25日(金)まで
- 申請の到達確認申請書類が届いてから3営業日以内に、確認の返信
- 事業実施期間交付決定日から令和9年2月26日(金)まで
- 実績報告の期限補助事業が完了した日から30日以内、または令和9年2月26日(金)のいずれか早い日
※ 日程は変更されることがあります。最新の締切は公式サイトでご確認ください。
申請前に準備するもの
- 補助金交付申請書(様式第1号)
- 補助事業計画書(様式第1-1号)
- 地場産業産地組合等の意見書(様式第1-2号)(産地組合等を介して事業を行う場合のみ)
- 見積合わせ省略理由書(様式第1-3号)(設備の導入等を行う場合で、2者以上から見積もりを取得できない場合のみ)
- 債権者登録書(県での債権者登録が未登録の場合のみ。過去4年間に県から支払を受けたことがある場合は登録済みのため不要)
- その他の添付書類(見積書など。提出書類チェックリストで確認)
何を入れるか、実物で考える
対象になる経費が分かっても、入れるものが決まらないと申請書は書けません。MONOSASHI が作った業務システムを、触れる形で置いています。