令和8年度(2026年度)熊本市DX環境整備事業補助金
熊本市が市内中小・小規模事業者のDXを後押しする補助金。デジタルツール導入費(初期・月額)、デジタル人材育成費、セキュリティ対策費、コンサルティング費、ホームページ・動画などのデジタルコンテンツ製作費が対象。デジタル技術を活用した業務変革を促進するのが狙いで、先着順の受付。
公式サイトの記載を 2026.08.10 時点で確認しています。
この補助金は、どんな制度か
熊本市DX環境整備事業補助金は、熊本市内に本社または主たる事業所を持つ小規模企業者・中小企業者、またはこれらを主体とする組合や任意団体が、デジタル技術を活用した業務変革(DX)に取り組む際の経費の一部を補助する制度です。市内経済の活性化を目的としています。
対象となる事業は大きく2種類あります。1つは「デジタル人材の確保・育成」で、研修受講料や講師謝金、外部人材登用手数料などが対象です。もう1つは「デジタルツールの導入またはサイバーセキュリティへの対応」で、業務ツールやセキュリティソフトの新規導入費、導入に伴うコンサルティング等の役務サービス料、ホームページ製作・改修費や商品PR動画製作費などが含まれます。いずれも「補助事業計画」を策定し、それに基づいて実施することが条件です。
補助率は補助対象経費(税抜)の1/2以内、上限は40万円です。申請額どおりに交付されるとは限らず、審査によって交付割合が決まります。募集は先着順で、予算額に達すると締め切られます(2026年度は7月31日に予算到達のため締切済み)。申込から交付決定まで約2週間かかるため、着手予定日の2週間前までの申込が求められます。
枠ごとの上限額と補助率
| 枠・類型 | 上限額 | 補助率 | 対象・条件 |
|---|---|---|---|
| デジタル人材の確保・育成(デジタル人材関連費) | 40万円 | 1/2以内 | 研修受講料、講師謝金、外部人材登用手数料等 |
| デジタルツールの導入またはサイバーセキュリティへの対応(デジタルツール導入費・セキュリティ対策費・役務サービス料・デジタルコンテンツ製作費) | 40万円 | 1/2以内 | 初期費用・月額費用・システム利用料、セキュリティソフト購入費等、コンサル等役務サービス料、HP製作・改修費、PR動画製作費 |
※ 枠によって対象になる費用も変わります。申請前に公募要領でご確認ください。
補助の仕組み
この制度は補助金ではなく、設備の割賦販売・リースです。実施機関が設備を購入し、長期・低利で分割提供します。まとまった初期投資をならして、月々の負担で導入できるのが特徴です。
上限額の明示なし(予算額に達し次第締切/事業内容に応じ個別決定)
どんな費用に使えるか
- ソフトウェア・クラウド:デジタルツール導入費(初期費用・月額費用・システム利用料等)として対象ですが、新規導入に限られ、交付決定後に契約・利用開始したものが対象です。
- パソコン・周辺機器:PC・タブレット等の汎用性の高い機器は、ソフトウェアと併せて導入する場合のみ対象で、DX環境整備事業に係る費用に限られます。買い替えやリース料・レンタル料は対象外です。
- 機械・設備:独自のシステム構築を委託する場合の構築費用は対象ですが、交付決定後に契約したものに限られます。
- ホームページ・EC:デジタルコンテンツ製作費としてホームページ製作・改修費が対象ですが、月々のサーバー使用料等は対象外です。
- 専門家への謝金・コンサル:ツール等導入に伴う役務サービス料として、コンサルティング等の依頼費用が対象です。
- 外注・委託:外部人材登用手数料(デジタル人材関連費)や独自システム構築の委託費(デジタルツール導入費)として対象ですが、それぞれの経費区分の条件に従います。
- 研修・人材育成:研修受講料(WEB受講含む)、講師謝金など「デジタル人材関連費」として対象。ただし補助事業期間外に実施される研修等は対象外です。
- 通信費・利用料:電話代、インターネット利用料金等の通信費は補助対象外と明記されています。
チェック=公式に対象と書かれている費用/三角=条件つき(上の注記をご確認ください)/バツ=公式に対象外と書かれている費用/横線=公式サイトに記載が見つからなかった費用。枠や申請類型によって範囲が変わります。最終的な可否は公募要領でご確認ください。
対象になる会社
- 熊本市内に本社または主たる事業所を有する小規模企業者・中小企業者、又はこれらを主体とする組合若しくは任意団体であること(団体の場合は構成員の2分の1以上が熊本市内に本社または主たる事業所を有すること)
- 小規模企業者とは常時使用する従業員数が20人以下(商業・サービス業を主たる事業とする場合は5人以下)の事業者
- 中小企業者とは常時使用する従業員数が300人以下(卸売業・サービス業は100人以下、小売業は50人以下)の事業者、または中小企業基本法の資本金要件を満たす事業者
- 発行済株式の2分の1以上を同一の大企業が所有する等の「みなし大企業」に該当する事業者は対象外
- 市税の滞納がないこと
- 熊本市暴力団排除条例に規定する暴力団・暴力団員・暴力団密接関係者に該当しないこと
- 医師・歯科医師・助産師、系統出荷のみの個人農業者、一般社団・財団法人、公益法人、医療法人、宗教法人、学校法人、農事組合法人、社会福祉法人等は対象外
※ すべての条件を満たす必要があります。判断に迷うときは実施機関の窓口にご確認ください。
対象・実施機関
- 対象
- 熊本市内に本社・主事業所を有する小規模企業者・中小企業者、又はこれらを主体とする組合・任意団体(市税滞納なし等)
- 対象地域
- 熊本県熊本市
- 実施機関
- 熊本市経済観光局産業部経済政策課
申請前に知っておきたい注意点
- 予算額に達すると先着順で募集が締め切られます(令和8年度は令和8年7月31日時点で予算額に達し募集終了)。
- 交付決定前に購入・契約したソフトウェアや機器、セキュリティソフトの費用は補助対象になりません。交付決定後の契約・購入分のみが対象です。
- 本事業の補助対象経費として計上したものと同一内容の経費を、国・県・市町村の他の補助制度と重複して受け取ることはできません。
- 補助金は精算払いのみで、概算払いは認められません。事業完了後に実績報告と挙証資料(領収書等)を提出し、確定後に請求・受給する流れです。
- 申込は原則、事業着手予定日の2週間前までに行う必要があります(交付決定まで約2週間の処理期間を要するため)。
- 1事業者につき、同一年度内の申込は1件までです。複数申込が判明した場合、初回分を除きすべて無効となります。
- 令和8年7月31日、予算額に達したため募集は締め切られました。次回の予定は公式サイトでご確認ください。
申請の手順
①申込書等作成
交付申込書(様式第1号)、補助事業計画書、補助要件適合確認の補足資料、市税滞納有無調査承諾書を作成
②申込
書類一式と挙証資料をメール又は郵送で熊本市経済政策課へ提出(郵送は到着日が受付日)
③交付決定通知
市が審査を行い、交付決定した場合は交付決定通知書を送付。申請額と同額にならない場合あり
④事業実施
交付決定日から令和9年2月28日までに事業を実施
⑤実績報告
事業完了日から30日を経過する日又は令和9年3月12日のいずれか早い日までに実績報告書類・挙証資料を提出
⑥交付確定通知
実施内容と経費を審査し、交付すべき補助金額を確定
⑦請求
交付確定通知を受けた後、請求書(様式第8号)を提出
⑧補助金交付
精算払いにより補助金が交付される(概算払いは不可)
スケジュール
- 受付期間令和8年(2026年)7月1日(水)~令和9年(2027年)1月29日(金) ※先着順、予算額に達し次第締切(実際は令和8年7月31日時点で予算到達により募集終了)
- ④事業実施交付決定日から令和9年(2027年)2月28日(日)までに事業を実施
- ⑤実績報告事業完了日から30日を経過する日又は令和9年3月12日(金)のいずれか早い日までに実績報告書類・挙証資料(領収書等)を提出
※ 日程は変更されることがあります。最新の締切は公式サイトでご確認ください。
申請前に準備するもの
- 熊本市DX環境整備事業補助金交付申込書(様式第1号)
- 補助事業計画書(添付資料1)
- 補助要件に適合することを確認するための補足資料(添付資料2)
- 市税滞納有無調査承諾書(添付資料3)
- 補助対象経費に係る見積書など
- 受講する研修、受験する資格試験、講師が分かる資料など
- 購入するソフトウェアのカタログなど
よくある質問
補助金の上限額はいくらですか?
補助対象経費(税抜)の合計額に1/2以内の補助率を乗じた額で、上限は40万円です。
申請額どおりに補助金が交付されますか?
事業内容や経費の妥当性等を勘案して審査され、予算の範囲内で交付決定するため、申込額と同額にならない場合があります。
概算払い(前払い)は可能ですか?
本事業では概算払いは認められておらず、事業完了後の実績報告に基づく精算払いのみです。
交付決定前に購入したソフトウェアの費用は対象になりますか?
対象になりません。ソフトウェア、機器購入、システム構築等は交付決定後に購入・契約したものが対象です。
同一年度に複数回申込できますか?
1事業者につき、同一年度内の申込は1件までです。複数申込が判明した場合は初回分を除きすべて無効になります。
申請の前に、読んでおきたいこと
制度の中身とは別に、補助金そのものの仕組みで引っかかりやすいところがあります。
何を入れるか、実物で考える
対象になる経費が分かっても、入れるものが決まらないと申請書は書けません。MONOSASHI が作った業務システムを、触れる形で置いています。