大津町中小企業省力化機器等導入支援補助金
人手不足の解消につながる設備の導入費用を、大津町が半分まで補助する制度です。町内に主たる事業所がある中小企業のうち、小売業・宿泊業・飲食サービス業・生活関連サービス業を営む事業者が対象になります。
公式サイトの記載を 2026.08.11 時点で確認しています。
この補助金は、どんな制度か
人手が足りない、という現場の事情に対して、人が行っている作業を機械やソフトウェアに置き換える設備の導入を町が後押しする制度です。対象になるのは大津町内に主たる事業所がある中小企業で、業種は小売業、宿泊業、飲食サービス業、生活関連サービス業に限られています。管理や補助的な経済活動だけを行う事業所は除かれます。
対象設備として公式に挙げられているのは、自動精算機(セルフレジ)、券売機、自動チェックイン機、食器洗浄機、配膳ロボット、調理ロボット、セルフオーダーシステムです。あわせて「その他、人が行う業務を代替できる機器・ソフトウェア等」も対象とされているため、この一覧に載っていないものでも、人の作業を代わりにこなせるものであれば相談の余地があります。ただしその場合は、申請時に省力化確認票の提出が求められます。
補助額は、買うか借りるかで上限が変わります。機器等を購入する場合は補助対象経費の2分の1で上限30万円、リースや利用(月額で使うかたち)の場合は同じく2分の1で上限10万円です。購入とリース・利用をあわせて申請するときは、合計30万円が上限で、そのうちリース・利用分は10万円までという整理になっています。
対象外もはっきり示されています。キャッシュレス決済に関わるシステムや決済機器、会計ソフトウェアの導入費用、国や県・市町村などの公的支援をすでに受けた経費、いま使っている機器の入替えや更新、中古品の購入、町外の店舗に導入する取組は補助の対象になりません。省力化そのものにつながる設備かどうか、というところで線が引かれています。
タイミングにも決まりがあります。事業を実施できるのは交付決定日から当該年度の3月31日までで、交付決定を受ける前に着手したものは想定されていません。申請期限は毎年2月末日まで、交付は同一年度内に1事業者あたり1回限りです。なお令和8年度に限っては、令和8年4月から6月に着手したものも、要件を満たせば対象になる場合があるとして相談を受け付けています。
枠ごとの上限額と補助率
| 枠・類型 | 上限額 | 補助率 | 対象・条件 |
|---|---|---|---|
| 機器等の購入 | 上限30万円 | 1/2 | 自動精算機、券売機、配膳ロボットなど機器等の購入費 |
| リース・利用 | 上限10万円 | 1/2 | 機器等のリース料・利用料 |
| 購入とリース・利用をあわせて申請 | 上限30万円 | 1/2 | 合計30万円まで(うちリース・利用は10万円まで) |
※ 枠によって対象になる費用も変わります。申請前に公募要領でご確認ください。
補助の仕組み
かかった経費のうち 補助率(1/2) の分が補助され、残りが自己負担です。補助額は 上限30万円 が上限で、上限を超えた経費は自己負担になります。
どんな費用に使えるか
- 機械・設備:自動精算機(セルフレジ)、券売機、自動チェックイン機、食器洗浄機、配膳ロボット、調理ロボットが対象設備として挙げられています。
- ソフトウェア・クラウド:セルフオーダーシステムや、人が行う業務を代替できるソフトウェア等は対象になり得ますが、会計ソフトウェアの導入経費とキャッシュレス決済に係るシステムは対象外です。一覧にないものを導入する場合は省力化確認票の提出が必要です。
- パソコン・周辺機器:人が行う業務を代替できる機器であれば対象とされていますが、キャッシュレス決済に係る決済機器は対象外です。中古品の購入、すでに導入している機器の入替え・更新も対象になりません。
- 店舗改装・内装工事:施設改修や設置を伴う場合は現況写真の提出が求められています。改修費そのものの扱いは要綱の確認と商業観光課への相談が必要です。
チェック=公式に対象と書かれている費用/三角=条件つき(上の注記をご確認ください)/バツ=公式に対象外と書かれている費用/横線=公式サイトに記載が見つからなかった費用。枠や申請類型によって範囲が変わります。最終的な可否は公募要領でご確認ください。
もし、この制度を使うなら
たとえば大津町内で夜も営業している飲食店が、注文取りと会計に人手を取られているとします。セルフオーダーシステムと自動精算機を入れて60万円かかったとすると、補助対象経費の2分の1は30万円。上限にちょうど届くので、補助は30万円、手元からの支出は30万円という計算になります。ホールに立つ人が注文伝票を書いて、レジに戻って打ち直す、という往復がなくなるぶん、同じ人数でも客席を見る時間が増えます。
月額で使うタイプを選ぶ場合は、上限が下がる点に注意がいります。セルフオーダーシステムを月2万円で1年間使うと24万円、その2分の1は12万円ですが、リース・利用の上限は10万円なので補助は10万円です。買うか借りるかで手元に残る額が変わるので、見積りを両方の形で取っておくと比べやすくなります。
小売店なら自動精算機、宿泊施設なら自動チェックイン機、厨房の後片付けが重いなら食器洗浄機、というように、いちばん人の手が張り付いている作業から選ぶのが素直だと思います。申請は年度内に1回だけなので、複数を検討している場合は、どれをこの補助金に乗せるかを先に決めておくとよさそうです。交付決定より前に発注してしまうと対象にならないため、見積りを取る段階で商業観光課に一度相談しておくと安心です。
※ MONOSASHI編集部による活用イメージです。実際の対象可否は公式サイトでご確認ください。
対象になる会社
- 大津町内に主たる事業所(事業活動および経営管理が中心となっていること)がある中小企業であること
- 小売業、宿泊業、飲食サービス業、生活関連サービス業のいずれかを営んでいること
- 管理、補助的経済活動を行う事業所ではないこと
- 導入するものが、人が行う業務を代替できる機器・ソフトウェア等であること
- 大津町内の店舗に導入する取組であること(町外の店舗への導入は対象外)
- 交付決定を受けたあとに事業に着手すること
- 同一年度内にこの補助金の交付を受けていないこと(1事業者につき年度内1回限り)
※ すべての条件を満たす必要があります。判断に迷うときは実施機関の窓口にご確認ください。
対象・実施機関
- 対象
- 大津町内に主たる事業所(事業活動および経営管理が中心となっていること)がある中小企業で、小売業・宿泊業・飲食サービス業・生活関連サービス業のいずれかを営む事業者。管理、補助的経済活動を行う事業所は除かれます。
- 対象地域
- 熊本県大津町
- 実施機関
- 大津町 産業振興部 商業観光課
申請前に知っておきたい注意点
- 交付決定後に事業へ着手してください(事業実施期間は交付決定日から当該年度の3月31日まで)
- 令和8年度に限り、令和8年4月から6月の着手も要件を満たせば対象になる場合があるため、事前に相談が必要です
- 同じ年度内に補助対象事業者1者につき1回限りの交付です
- キャッシュレス決済に係るシステムおよび決済機器の導入経費は対象外です
- 会計ソフトウェアの導入経費は対象外です
- この補助金以外に国、県、市町村等の公的支援を受けた経費は対象外です
- すでに導入している機器等の入替え、更新に係る経費は対象外です
- 中古品の購入は対象外です
- 町外の店舗に機器等を導入する取組に係る経費は対象外です
- 導入した機器等を減価償却資産の耐用年数より前に処分する場合は、事前に申請が必要です
- 事業内容を変更する場合、中止・廃止する場合も、事前に申請が必要です
- 実績報告は、完了した日から起算して1月を経過した日か、交付決定日の属する年度の末日の、いずれか早い日までに提出します
申請の手順
事前に相談する
導入したい機器等が対象になるか、役場2階の商業観光課で確認します
交付申請書を提出する
交付申請書、事業計画書、収支予算書に必要事項を記載し、添付書類とあわせて商業観光課へ提出します
交付決定を受ける
交付決定を受けてから、機器等の発注・導入に着手します
事業を実施する
当該年度の3月31日までに導入と支払いを終えます
実績報告書を提出する
完了後、実績報告書・収支決算書に、支払いを証明する書類と実施がわかる写真を添えて提出します
補助金を請求する
交付確定通知に記載された額を補助金請求書に記載して提出します
変更が生じたとき
事業内容の変更、中止・廃止は、事前に変更申請書を提出します
スケジュール
- 申請期限毎年2月末日まで
- 申請場所と受付時間役場2階 商業観光課 午前8時30分〜午後5時15分(土日・祝日・年末年始等を除く)
- 事業実施期間交付決定日から当該年度の3月31日まで
- 令和8年度の取扱い令和8年4月から6月の着手も、要件を満たせば補助対象となる場合あり(要相談)
- 実績報告の期限完了した日から起算して1月を経過した日、または交付決定日の属する年度の末日のいずれか早い日
※ 日程は変更されることがあります。最新の締切は公式サイトでご確認ください。
申請前に準備するもの
- 交付申請書
- 事業計画書
- 収支予算書
- 履歴事項全部証明書(個人事業主は住民票の写し)
- 直近の確定申告書または住民税申告書の写し(創業後初回の申告を終えていない場合は不要)
- 法人設立設置届書または開業届の写し(創業後未申告の場合)
- 見積書等、金額がわかる資料
- 機器等のカタログ
- 施設改修や設置を伴う場合は、改修箇所および設置箇所の現況写真
- 納税証明書(大津町に納税すべき税があり、納税情報の内部利用に同意する場合は不要)
- 省力化確認票(「その他の人が行う業務を代替できる機器、ソフトウェア等」を導入する場合)
申請の前に、読んでおきたいこと
制度の中身とは別に、補助金そのものの仕組みで引っかかりやすいところがあります。
何を入れるか、実物で考える
対象になる経費が分かっても、入れるものが決まらないと申請書は書けません。MONOSASHI が作った業務システムを、触れる形で置いています。