令和8年度 介護情報基盤の活用のための助成金
介護事業所や医療機関が、介護情報基盤を使うためのカードリーダーの購入費と接続サポートの費用、主治医意見書を電子的に送信するための電子カルテ等の改修費を助成する制度です。介護事業所向けは種別ごとに4.2万円から6.4万円まで、医療機関向けは補助率1/2または3/4で、39.8万円または55万円までです。
公式サイトの記載を 2026.10.02 時点で確認しています。
この補助金は、どんな制度か
介護に関わる情報を集約し、ひとつにつなげる仕組みである「介護情報基盤」を、介護事業所や医療機関が使えるようにするための費用を助成する制度です。令和7年度に続き、令和8年度も実施されます。国民健康保険中央会の「介護情報基盤ポータル」から申請を受け付け、国民健康保険中央会を通じて補助が行われます。
介護事業所・医療機関(介護サービス提供医療機関)向けの助成対象は、カードリーダーの購入経費と、介護情報基盤との接続サポート等の経費です。接続サポート等の経費は、介護保険資格確認等WEBサービスを利用するときに必要となる、クライアント証明書の搭載などの端末設定について、技術的な支援を受ける場合の経費です。導入支援事業者から、介護情報基盤の接続サポートと、ケアプランデータ連携システムの接続サポートを一体的に受ける場合は、その費用も助成の対象になります。助成限度額は、2つの経費を合わせて、訪問・通所・短期滞在系が6.4万円(カードリーダーは3台まで)、居住・入所系が5.5万円(同2台まで)、その他が4.2万円(同1台まで)です。同じ事業所で複数のサービスを提供する場合は、サービス種別ごとの助成限度額の合計を、限度額にできます。
医療機関(主治医意見書作成医療機関)向けの助成対象は、主治医意見書の電子的送信機能の追加にかかる経費です。保険医療機関が、主治医意見書をオンライン資格確認等システムに接続する回線と、介護情報基盤を通じて電子的に送信するために必要な、電子カルテや文書作成ソフト等の改修の経費が対象です。補助率と限度額は、200床以上の病院が1/2・55万円まで、199床以下の病院または診療所が3/4・39.8万円までです。
助成の対象は、令和8年4月1日以降に実施された事業です。申請の受付期間は、令和8年5月7日(木)から令和9年3月12日(金)までの予定で、予算には限りがあるため、早めの申請が呼びかけられています。消費税分(10%)も助成の対象で、助成限度額は消費税分を含む費用額です。
枠ごとの上限額と補助率
| 枠・類型 | 上限額 | 補助率 | 対象・条件 |
|---|---|---|---|
| 訪問・通所・短期滞在系の介護事業所・医療機関 | 6.4万円 | カードリーダー(3台まで)の購入経費と、介護情報基盤との接続サポート等経費の合算。消費税分を含む | |
| 居住・入所系の介護事業所・医療機関 | 5.5万円 | カードリーダー(2台まで)の購入経費と、介護情報基盤との接続サポート等経費の合算。消費税分を含む | |
| その他の介護事業所・医療機関 | 4.2万円 | カードリーダー(1台まで)の購入経費と、介護情報基盤との接続サポート等経費の合算。消費税分を含む | |
| 主治医意見書作成医療機関(200床以上の病院) | 55万円 | 1/2 | 主治医意見書の電子的送信機能の追加にかかる経費 |
| 主治医意見書作成医療機関(199床以下の病院または診療所) | 39.8万円 | 3/4 | 主治医意見書の電子的送信機能の追加にかかる経費 |
※ 枠によって対象になる費用も変わります。申請前に公募要領でご確認ください。
補助の仕組み
かかった経費のうち 補助率(医療機関向けは1/2(200床以上の病院)または3/4(199床以下の病院・診療所)。介護事業所向けは助成限度額の範囲内) の分が補助され、残りが自己負担です。補助額は 最大55万円(枠で異なる) が上限で、上限を超えた経費は自己負担になります。
どんな費用に使えるか
- パソコン・周辺機器:カードリーダーの購入経費が対象。助成限度台数は、訪問・通所・短期滞在系が3台まで、居住・入所系が2台まで、その他が1台まで
- 外注・委託:介護情報基盤との接続サポート等の経費(クライアント証明書の搭載など、端末設定の技術的支援)が対象。ケアプランデータ連携システムの接続サポートを、一体的に受ける場合の費用も対象
- ソフトウェア・クラウド:医療機関が主治医意見書を電子的に送信するために必要な、電子カルテや文書作成ソフト等の改修にかかる経費が対象(主治医意見書作成医療機関向け)
チェック=公式に対象と書かれている費用/三角=条件つき(上の注記をご確認ください)/バツ=公式に対象外と書かれている費用/横線=公式サイトに記載が見つからなかった費用。枠や申請類型によって範囲が変わります。最終的な可否は公募要領でご確認ください。
もし、この制度を使うなら
訪問介護の事業所(訪問・通所・短期滞在系)が、介護情報基盤を使うために、カードリーダー3台と接続サポートを導入する場合を例にします。消費税を含めて合計8万円かかり、全額が助成対象と認められたとすると、助成限度額が6.4万円なので助成は6.4万円で、残りの1.6万円が自己負担です。
診療所が、主治医意見書を電子的に送信できるようにするために、電子カルテの改修に100万円かけた場合は、199床以下の病院または診療所にあたり、補助率は3/4ですが、限度額が39.8万円なので、助成は39.8万円、残りの60.2万円が自己負担になります。
介護情報基盤は、介護に関わる情報を集約して、ひとつにつなげる仕組みです。ケアプランデータ連携システムもあわせて導入できるため、その接続サポートを一体的に受ければ、費用も助成の対象になります。助成の対象は令和8年4月1日以降に実施された事業なので、すでに導入を始めている事業所も、申請できるかを介護情報基盤ポータルで確かめます。
※ MONOSASHI編集部による活用イメージです。実際の対象可否は公式サイトでご確認ください。
対象になる会社
- 介護事業所または医療機関(介護サービス提供医療機関)として、介護情報基盤を導入すること
- 主治医意見書を作成する医療機関が、主治医意見書の電子的送信機能を追加する場合も対象
- 令和8年4月1日以降に実施された事業であること
- 国民健康保険中央会の介護情報基盤ポータルから申請すること
※ すべての条件を満たす必要があります。判断に迷うときは実施機関の窓口にご確認ください。
対象・実施機関
- 対象
- 介護情報基盤を導入する介護事業所・医療機関(介護サービス提供医療機関)と、主治医意見書を作成する医療機関です。
- 対象地域
- 全国
- 実施機関
- 厚生労働省 老健局 老人保健課(申請の受付は国民健康保険中央会の介護情報基盤ポータル)
申請前に知っておきたい注意点
- 助成の対象は、令和8年4月1日以降に実施された事業です
- 申請は、国民健康保険中央会の介護情報基盤ポータルの「各種申請」から行います
- 申請の受付期間は、令和8年5月7日(木)から令和9年3月12日(金)までの予定です
- 予算には限りがあります。早めの申請が呼びかけられています
- 消費税分(10%)も助成の対象です。助成限度額は、消費税分を含む費用額です
- 同じ事業所で複数のサービスを提供する場合は、サービス種別に応じた助成限度額の合計を、限度額にできます
- 介護WEBサービスで主治医意見書を作成・送信する介護事業所や医療機関は、介護WEBサービスの利用に必要な端末設定だけで、主治医意見書を電子的に送信できます
申請の手順
介護情報基盤ポータルで内容を確認する
助成限度額や申請期間などの詳細は、介護情報基盤ポータルで確認します。
介護情報基盤ポータルの「各種申請」から申請する
国民健康保険中央会の介護情報基盤ポータルを通じて、申請を受け付けています。
国民健康保険中央会を通じて補助を受ける
補助は、国民健康保険中央会を通じて実施されます。
スケジュール
- 申請の受付期間令和8年5月7日(木)から令和9年3月12日(金)まで(予定)
- 助成の対象になる事業令和8年4月1日以降に実施された事業
- 予算限りがあります。早めの申請が呼びかけられています
※ 日程は変更されることがあります。最新の締切は公式サイトでご確認ください。
何を入れるか、実物で考える
対象になる経費が分かっても、入れるものが決まらないと申請書は書けません。MONOSASHI が作った業務システムを、触れる形で置いています。