躍進的な事業推進のための設備投資支援事業(第13回/令和8年度第2回)
都内中小企業の生産性向上・競争力強化に向けた機械装置・器具備品・ソフトウェアの新規導入経費を助成する制度。1基50万円(税抜)以上が対象で、ソフトウェア導入も含まれるためDX・省力化投資に活用できる。助成率は区分により1/2〜4/5。年度内に複数回募集される継続制度。
公式サイトの記載を 2026.08.10 時点で確認しています。
この補助金は、どんな制度か
躍進的な事業推進のための設備投資支援事業は、東京都中小企業振興公社が実施する助成金制度で、都内中小企業者が「製品・サービスの質的向上」による競争力強化や「生産能力の拡大」による生産性向上を目的として機械設備・ソフトウェアを導入する際の経費の一部を助成するものです。対象は全ての業種で、試作・開発フェーズではなく量産フェーズでの申請が対象となります。
対象者は、都内に登記簿上の本店等があり2年以上事業を継続している中小企業者等(個人事業主・小規模事業者を含む)です。助成率は助成対象経費の2分の1~5分の4以内で、賃上げ要件やゼロエミッション対応などの条件を満たすことで助成率が優遇される仕組みになっています。申請区分によって助成上限額が異なり、通常の区分では最大2億円、アップグレード促進区分では最大2,000万円が上限です。
賃上げ要件で申請する場合は、助成金の交付が2回に分割され、1回目は優遇なしの助成率(1/2~2/3以内)、2回目は賃金引上げ計画の達成確認後に優遇助成率(3/4~4/5以内)との差額分が交付される点に注意が必要です。
枠ごとの上限額と補助率
| 枠・類型 | 上限額 | 補助率 | 対象・条件 |
|---|---|---|---|
| 通常区分 | 最大2億円 | 1/2〜4/5以内(賃上げ・ゼロエミ等の条件により変動) | 機械設備・ソフトウェア導入 |
| アップグレード促進区分 | 最大2,000万円 | 1/2〜4/5以内(賃上げ・ゼロエミ等の条件により変動) | 機械設備・ソフトウェア導入 |
※ 枠によって対象になる費用も変わります。申請前に公募要領でご確認ください。
補助の仕組み
かかった経費のうち 補助率(1/2〜4/5以内(賃上げ・ゼロエミ等の区分で変動)) の分が補助され、残りが自己負担です。補助額は 最大2億円(申請区分により異なる。アップグレード促進区分は最大2,000万円) が上限で、上限を超えた経費は自己負担になります。
どんな費用に使えるか
- 機械・設備:機械設備の導入経費が助成対象です。量産フェーズの申請が対象で、試作・開発フェーズは対象外です。
- ソフトウェア・クラウド:ソフトウェアの導入経費が助成対象です。助成率は2分の1~5分の4以内で、自己負担が生じます。
チェック=公式に対象と書かれている費用/三角=条件つき(上の注記をご確認ください)/バツ=公式に対象外と書かれている費用/横線=公式サイトに記載が見つからなかった費用。枠や申請類型によって範囲が変わります。最終的な可否は公募要領でご確認ください。
対象になる会社
- 都内に登記簿上の本店等がある中小企業者等であること
- 2年以上事業を継続していること(設立から2年以上経過)
- 個人事業主・小規模事業者を含む
- 全ての業種が対象
- 試作・開発フェーズではなく量産フェーズでの申請であること
- 賃上げ要件で申請する場合は全従業員(役員を除く)の賃金台帳の写し(基準日が属する月の前月から遡る12か月間分)の提出が必要
※ すべての条件を満たす必要があります。判断に迷うときは実施機関の窓口にご確認ください。
対象・実施機関
- 対象
- 都内に登記簿上の本店等があり2年以上事業継続する中小企業者等(個人事業主・小規模含む)
- 対象地域
- 東京都
- 実施機関
- 公益財団法人東京都中小企業振興公社
申請前に知っておきたい注意点
- 本助成金の助成率は助成対象経費の2分の1~5分の4以内であり、5分の1~2分の1以上は自己負担となります。自己負担なしを謳う電話勧誘・セールスに注意してください。
- 当公社は特定の製品・サービス等を個別に認定していません。「本助成金の対象になる」と謳う業者の情報には注意が必要です。
- 虚偽の申請による不正受給や助成金の目的外利用が判明した場合、交付決定の取消・返還だけでなく刑事罰が適用される場合があります。キャッシュバックや協賛金名目で実質助成額を偽ることも虚偽申請にあたります。
- 本事業は試作・開発ではなく量産フェーズの申請が対象です。
- 賃上げ要件で申請する場合、全従業員(役員を除く)の賃金台帳の写し(基準日が属する月の前月から遡る12か月間分)の提出が必要です。
- 賃上げ要件の助成金は2回に分割して交付され、2回目は賃金引上げ計画の達成確認後に差額分が交付されます。
- 対象になる設備の下限額は、公式サイトの募集要項でご確認ください。
申請の手順
募集決定の確認
公社サイトで第13回(令和8年度第2回)の募集決定・プレスリリースを確認する
説明会への参加検討
第13回助成金説明会の情報を確認し、必要に応じて参加する
対象経費・区分の確認
通常区分/アップグレード促進区分のどちらに該当するか、助成率区分(賃上げ・ゼロエミ等)を確認する
必要書類の準備
賃上げ要件で申請する場合は全従業員(役員を除く)の賃金台帳の写し(基準日の前月から遡る12か月分)を準備する
Jグランツでの電子申請
受付期間(2026年7月14日~7月23日17時)内にJグランツで電子申請を行う
交付決定後の対応
賃上げ要件の場合は1回目(優遇なし助成率)交付後、賃金引上げ計画の達成確認を経て2回目の差額交付を受ける
スケジュール
- 募集決定2026.6.2に第13回(令和8年度第2回)の募集が決定しました。
- 受付期間2026年7月14日~7月23日17時(Jグランツ電子申請)
※ 日程は変更されることがあります。最新の締切は公式サイトでご確認ください。
申請前に準備するもの
- 全従業員(役員を除く)の賃金台帳の写し(賃上げ要件で申請する場合。基準日が属する月の前月から遡る12か月間分)
よくある質問
自己負担なしでソフトウェア導入の助成金を受給できるという勧誘は本当ですか?
本助成金の助成率は助成対象経費の2分の1~5分の4以内であり、5分の1~2分の1以上が自己負担となる仕組みです。自己負担なしを謳う電話勧誘やセールスにはご注意ください。
自社製品が本助成金の対象になると業者から案内を受けましたが本当ですか?
当公社では個別に特定の製品・サービス等の認定等はしておりませんので、十分にご注意ください。
賃上げ要件で申請するとどのように助成金が交付されますか?
助成金交付は2回に分割されます。1回目は優遇なしの助成率(1/2~2/3以内)で算出された金額、2回目は賃金引上げ計画の達成確認後に優遇助成率(3/4~4/5以内)から1回目の交付額を差し引いた金額が交付されます。
賃上げ要件における給与支給額とは何を指しますか?
賃金台帳に記載の差し引き支給額(手取り額)を指します。
賃金引上げ期間とはいつからいつまでですか?
事業が完了した月(助成金確定通知書発行日)の翌月から12か月間です。
申請の前に、読んでおきたいこと
制度の中身とは別に、補助金そのものの仕組みで引っかかりやすいところがあります。
何を入れるか、実物で考える
対象になる経費が分かっても、入れるものが決まらないと申請書は書けません。MONOSASHI が作った業務システムを、触れる形で置いています。