日野市専門家派遣事業補助金
東京都中小企業振興公社の専門家派遣を利用したとき、その費用のうち1回あたり1万円を日野市が補助します。対象は市内に事業所等を持つ中小企業者と、中小企業者でつくる商店会・組合などの商工団体です。
公式サイトの記載を 2026.08.11 時点で確認しています。
この補助金は、どんな制度か
社内だけで抱えている課題を、外部の専門家に一度見てもらう。その費用を市が一部肩代わりする制度です。補助の対象になるのは、公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する専門家派遣事業に限られていて、市が独自に専門家を紹介するわけではありません。まず公社の専門家派遣を利用し、その費用について日野市に補助を申請する、という順番になります。
公式に挙がっている支援内容の例は、新分野進出にあたっての助言、生産性向上のために社内のIT化(パソコンやシステムを使った業務の見直し)を進めたい、就業規則や賃金規定の見直し、店舗・商品・ロゴ等のデザインの検討、経営改善計画の作成とフォローアップ支援など。派遣されるのは中小企業診断士、社会保険労務士、公認会計士、税理士、技術士、ITコーディネータといった資格を持ち、診断・助言の実績がある方だと書かれています。
お金の動きには順番があります。派遣にかかる費用は、派遣予定回数分を全額いったん公社へ前払いします。派遣が終わったあと、事業者からの請求にもとづいて市が補助金を支払う流れです。補助されるのは1回あたり1万円で、交通費の実費分は対象から除かれます。専門家派遣は公社の規定により1社最大8回までとされています。
募集は先着順で、予算の範囲内。予算枠に達した時点で受付は終了します。申請期間は令和8年4月1日から令和9年2月26日午後5時まで(厳守)で、補助対象期間は補助金交付決定日から令和9年2月28日まで。ページにも募集要領にも「申請前に産業振興課へ相談してください」と明記されているので、書類をそろえる前に一度連絡しておくと進めやすいはずです。
補助の仕組み
この制度は補助金ではなく、設備の割賦販売・リースです。実施機関が設備を購入し、長期・低利で分割提供します。まとまった初期投資をならして、月々の負担で導入できるのが特徴です。
1回あたり1万円(専門家派遣は1社最大8回まで)
どんな費用に使えるか
- 専門家への謝金・コンサル:公社が実施する専門家派遣にかかる費用が補助対象で、1回あたり1万円が補助されます(交通費の実費分は除く)
- ソフトウェア・クラウド:補助対象費用は公社の専門家派遣にかかる費用と定められていて、ソフトウェアの購入費は含まれていません
- パソコン・周辺機器:補助対象費用は公社の専門家派遣にかかる費用に限られ、パソコン等の機器購入費は含まれていません
- 機械・設備:補助対象費用は公社の専門家派遣にかかる費用に限られ、機械装置の導入費は含まれていません
- 外注・委託:対象は公社の専門家派遣にかかる費用で、事業者が独自に発注する外注費は記載されていません
- 研修・人材育成:対象は専門家による診断・助言にかかる費用で、研修受講料などは補助対象費用に挙がっていません
チェック=公式に対象と書かれている費用/三角=条件つき(上の注記をご確認ください)/バツ=公式に対象外と書かれている費用/横線=公式サイトに記載が見つからなかった費用。枠や申請類型によって範囲が変わります。最終的な可否は公募要領でご確認ください。
もし、この制度を使うなら
たとえば日野市内で20人ほどの製造業。受注も出荷も紙の伝票で回していて、月末になると事務が残業でふさがる。自分たちでは何から手を付ければいいのか決めきれない、という状態です。こういうときに、ITコーディネータや中小企業診断士に現場を見てもらい、どの作業から手を入れるかを一緒に整理する。この制度は、その相談にかかる費用の一部を受け持ちます。
公社の専門家派遣は1社最大8回まで。仮に8回すべて使った場合、補助は1回1万円なので合計8万円が戻る計算です。派遣費用そのものは公社の規定によるため、自己負担額は「公社に支払った費用から1回あたり1万円を引いた残り」ということになります。しかも支払いは先に全額を公社へ前払いしてから。手元の資金繰りとしては、いったん出て、あとから戻る形だと考えておくと安全です。
相談の中身は、社内のIT化だけに限られません。就業規則や賃金規定の見直し、ロゴや商品のデザイン、経営改善計画の作成とその後のフォローまで例に挙がっています。減らしたい作業がはっきりしている会社より、むしろ「何が重いのか整理できていない」会社のほうが、外の目を1回入れる価値は大きいかもしれません。まずは産業振興課への相談から、というのが公式の指定する入口です。
※ MONOSASHI編集部による活用イメージです。実際の対象可否は公式サイトでご確認ください。
対象になる会社
- 市内に事業所等を有する中小企業基本法第2条に規定する中小企業者であること
- 市税の納税義務者であり、交付申請時に納期の過ぎている市税を滞納していないこと
- または、中小企業者によって組織された商店会、組合、交流団体等の商工団体であること
- 民事再生法または会社更生法による申立て等、補助事業の継続性について不確実な状況が存在しないこと
- 補助事業の実施にあたって必要な許認可を取得し、関係法令を遵守すること
- 日野市暴力団排除条例に規定する暴力団関係者等、市が公的資金の助成先として社会通念上適切ではないと判断するものでないこと
- 業種ごとの規模要件は、製造業・建設業・運輸業・ソフトウェア業・情報処理サービス業・その他が資本金3億円以下または従業員300人以下、卸売業が1億円以下または100人以下、サービス業が5千万円以下または100人以下、小売業が5千万円以下または50人以下
※ すべての条件を満たす必要があります。判断に迷うときは実施機関の窓口にご確認ください。
対象・実施機関
- 対象
- 市内に事業所等を有し、市税を滞納していない中小企業基本法第2条の中小企業者。または、中小企業者によって組織された商店会・組合・交流団体等の商工団体。
- 対象地域
- 東京都日野市
- 実施機関
- 日野市 産業スポーツ部産業振興課 ものづくり推進係
申請前に知っておきたい注意点
- 補助対象になるのは公社の専門家派遣事業のみで、市が独自に専門家を手配する制度ではありません
- 派遣費用は予定回数分を全額、先に公社へ支払う必要があります(補助金は派遣終了後の請求にもとづく支払い)
- 交通費の実費分は補助対象から除かれます
- 申請前に産業振興課への相談が求められています。提出書類や記入上の注意の案内があります
- 先着順・予算の範囲内で、予算枠に達した時点で募集は終了します
- 補助対象期間は補助金交付決定日から令和9年2月28日までです
- 交付申請額と交付決定額が異なる場合があり、交付決定額は上限を示すもの。実績報告書等の検査後に額が確定し、減額されることがあります
- 実績報告では、公社への支払いがわかる領収書または振込控の提出が必要です。インターネット振込の場合は通帳や当座勘定照合表など、決済されたことが事後に確認できる書類も併せて提出します
- 提出した申込書・関係書類は返却されません
- 採択された場合、企業名や代表者名、事業概要、補助金額等が公開されることがあります
- 補助事業に係る経理関係書類は、事業完了日の属する会計年度の終了後5年間保管します
- 交付決定後に申請内容を著しく変更する、または事業を廃止する場合は事前に承認が必要です
申請の手順
産業振興課に事前相談
申請の前に日野市産業振興課へ相談します。提出書類や申請書の記入上の注意について案内があります
公社に専門家派遣を申し込む
東京都中小企業振興公社の専門家派遣事業に利用申し込みを行い、派遣決定通知書兼請求書を受け取ります
補助金交付申請書を提出
申請期間内に、申請書と添付書類一式を郵送または持参で産業振興課(市役所本庁舎3階)へ提出します
審査・交付決定
提出書類にもとづいて資格審査と内容の審査が行われ、採択された場合は補助金交付決定通知書で通知されます
専門家派遣を受ける
派遣予定回数分の費用を全額公社に前払いしたうえで、専門家の訪問・診断・助言を受けます
実績報告と請求
派遣終了後に実績報告書を提出し、公社への支払いがわかる書類を添えて補助金を請求します
補助金の支払い
請求にもとづいて補助金が支払われます
スケジュール
- 申請受付開始令和8年4月1日(水曜日)
- 申請締切令和9年2月26日(金曜日)午後5時まで(厳守)
- 補助対象期間補助金交付決定日から令和9年2月28日まで
- 受付方法先着順・予算の範囲内。予算枠に達した時点で募集終了
- 派遣回数の上限公社の規定により1社最大8回まで
※ 日程は変更されることがあります。最新の締切は公式サイトでご確認ください。
申請前に準備するもの
- 補助金交付申請書(第1号様式)
- 専門家派遣事業の利用申し込みをしたことが確認できるもの(写し)
- 公社が交付した専門家派遣事業に係る派遣決定通知書兼請求書の写し
- (法人の場合)納期の到来している最新年度の法人市民税の納税証明書(写し可)
- (個人の場合)令和7年度市民税の納税証明書(写し可)
- 会社案内、パンフレット等
申請の前に、読んでおきたいこと
制度の中身とは別に、補助金そのものの仕組みで引っかかりやすいところがあります。
何を入れるか、実物で考える
対象になる経費が分かっても、入れるものが決まらないと申請書は書けません。MONOSASHI が作った業務システムを、触れる形で置いています。